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私のお米観

私のお米観・・・

お米やに関する栽培からご飯までの私の考え方
田圃と生産者から教えられること・・・
田植の時期と夏から秋に掛けて、多くの産地に寄らせて頂いています。毎年、取引をしている産地だけで無く取引していない生産者の方まで暖かく迎え入れてくれて大変あり難いことです。 最初の頃は何も解らず産地を歩いていましたが、五感で勝負の私にとって「マイ長靴持って産地に行くと、始めての生産者の方には驚かれました。」田植を手伝いに来たわけでもなく当然刈り取りを手伝いに来た訳でもない、稲を抜き、泥をなめ、根や茎や葉を見る。そして田圃に注ぐ水を飲み確かめる!そんな事の繰り返しから色々な事を学び、更にお米にのめり込む結果となってしまいました。
お米は、1年に1回しか収穫できない!今年上手くいかなければ来年再チャレンジするしかない。でも、今年の失敗を直ぐ行動に起こさないと、来春では自然のサイクルに負けてしまいます。
 専業農家が激減する中、ある産地で「数十年したらここが日本で最後の水田です」と柵をされて観光地になったりして・・・なんて話してました。
 米作りが好きな人達は、田圃に居ると輝いて見えます。東京で自然と逆行して時間に追われた仕事をしていると産地に行ってホッとします。
 今、正直言って「水悪い・土悪い・風悪いけど生産者が善い産地が幾つか有ります。」今は人的努力で土が良くなってきました、水や風は自分の力ではなかなか変えられないけど何とか模索して美味しい米を作ろうとしています。未だ正式にはお客様に販売していませんが「近いうちに、一度食べてみて下さいと言えるお米になると期待しています。
左の写真は、田圃に住んでいるエビです。


 

山田さん家の苗床にて


 

ちっと最近変化してきたのかな・・・
新米の時期になると、当店のような小さなお店でもマスメディアから取材があります。今までは、今年の作柄は?新米の炊き方は?どこの産地がいいですか?などの質問でしたが、今年(18年)は特に、日本のご飯を中心とする食文化や、手間がかかってもいいから美味しく炊く方法、どうやってお米を選んだら良いか、栄養から農業の実態までもっと深くて本当の事、そしてこのままでは日本食は危機・・・という事までの取材、質問が多くなっています。ずっと、ずっと産地を周り生産者と酒を飲み、でも都会の競争と、経済効率の狭間の小さな米屋が発信してきた事を少し取り上げてくれて少しは変化してきたのかなと感じるこの頃です。


 

栽培や農薬に関して・・・
農薬は少ない方がいい、美味しい方がいい、安いほうがいい・・・それは当然かもしれませんが、東京ドームで水耕栽培されたような無農薬なら僕は食べたくない!色々な農法が有りますが、稲は自分の中で浄化する作用も持っています。やはり食べ物は太陽の光を浴びて作られた物がいいし、「季節や風土に合わせて健康に育った農作物は美味しいし体にも優しい」と思っています。生産性を追えば安くはなりますが、他にシワ寄せは来てしまいますよね。でも、少ない経験かもしれませんが最終的には生産者の人柄が味に出る気がします。
ですから、考えの方向性や取り組みの合う生産者の方達と必然的にお付き合いするようになってしまいます。


 

産地や銘柄で味は変りますか・・・
変ります。でももっと云えば、同じ生産者のお米でも刈り取り時期のたった一週間のづれによる天候の変化や、圃場の場所や水の流れでも出来が変ってしまいます。品種によって、味等の特性は違いますが品種で味が同じななら少なくても同じ地域の「こしひかり」は全て同じ味になってしまう。当然そんな事はりません。天候に恵まれた年などは差が小さくはなりますが、産地や銘柄も一つの目安に留めた方が良いと思います。