ホーム>チョット変わった米職人>なぜ米屋になったの

なぜ米屋になったの

なぜ米屋になっちゃったの・・・・

 

●米屋の常識を知らないそこからスタートした・・・

mise1

mise2
 

何も米について知らない男が、父の他界をきっかけに家業を廃業する為に家に戻った。借金の整理と廃業の手続きに3年、廃業手続きが終わりかけ最後に他界前に許可の下りた米屋だけが細々と残っていた。
整理が付いたら料理の世界に戻るつもりだった・・・
そこに平成5年の大凶作が襲ってきた。
とにかく、世間は米パニック・・・
やる気の無い米屋も仕方なく伝を辿って米を探したが、業界を知らない米屋は四苦八苦、金も無い売ってくれない、やっと抑えたら、モット高く買ってくれる相手に売られてしまう。なけなしの金を支払ってお米を抑えたら、値が上がった分安いからと残りを売られちまったり散々でした。・・・これが治まったら米屋やめよぅ~


 


 

●なぜか米屋を続ける事になっちゃった・・・借金からのスタート


sono3

sono1
 



通常自分で事業を始めれば当たり前ですが、銀行に信用も無い200万の融資も断られた男が借金背負って汚い店で米屋をスタート!とある米屋の勉強会に入会・・・勉強にはなるが何故かしっくりしない。チラシを蒔けば泣けなしのお金で買った軽自動車のタイヤを何度かパンクさせられ。卸の営業は「お前の所から買ったわけでもない米の上に平気でバックを載せ」椅子にふんずり返り「おたく何俵売ってるの・・・」こんな悔しい思いは始終。
ついに「切れた・・・・」そんな時にある人との出逢いが今の原点


 


 

ある人と出逢っていなかったら僕は米を続けていなかった・・・

sono5

sono2

 



ある方に、「ふなくぼさん、自分の好きにやりなさい・・・・人は損得で集まる人と、その人が好きだ心地よいから集まる人と2通りある、あなたが好きな人達がきっと集まるよ・・・」と教えてくれました。
それから、米業界は気にせず料理人の自分の感覚で産地を周りを始めたました。と言ってもお金も無いのでレンタカーを借りてお米を取りに行きながら、産地の倉に入っているグループの方達の米を好きに見せてもらい、何とか良いお米を持ち帰る為に自分の五感で「玄米を見て、カジリ、臭いをかぎ・・・」そんな失敗と成功の積み重ねが、機械を使わず自分なりの米の目利きを覚えた原点です。


 


 

●今考えると目茶苦茶で無謀な事をやってました・・・

sono6

sono4
 

大した設備も無いから、毎日手篩いをしてお米を選別していました。販売量がそれ程少なかった・・・!でもその時に嫌でも米をジックリと見るようになった。なぜ同じ産地でも同じ品種でも味が違うのか、何故同じ米でも精米の仕方で味が違うのか・・・
毎晩・毎日色々な実験を始めました・・・
でもその頃は、お米だけでは生活できなかったのでクリーニングの取次ぎもやってました。その時教えてもらった事は接客の大切さでした。
次にぶち当たったのが、同じお米なのに「軟らかいというお客さんと、パサツクというお客さんが居る。同じおこめなのにある飲食店ではクレームニなる!何故・・・・


 


 

多くと方達との出逢いが、今の米屋を支えてくれている・・・

sono7

mise3
 

それから、お得意様の飲食店の休憩時間に頼み込んで、炊飯させていただいたり、寿司の舎利きりをやらせて頂いたり、保管から残りご飯の使い方迄色々体験させて頂きました。その頃から徐々にお得意様を紹介して頂ける様になり徐々に取扱量も増え、考えの違いからお付き合いの無くなった生産者の方も居れば、新しい生産者の方との出逢いも沢山ありました。その頃私の背中を押してくれた方に、「ふなくぼさんが、そんな良い出逢いを出来る自分になったから良い人と出逢えているのですよ・・・・」と、それから数年、店もリニューアルして色々なお米を食べて頂ける様に1kg単位の量り売りに替え、袋売りを一切無くしその他の様々な取り組みを始めました。
平成16年その方が他界してしまった。それまでお米業界の方と殆んどお付き合いの無かった自分ですが、それを期に「米屋のコンクール」に出てみました。


 

sono13
 

これからが本当に米屋としてプロとして試される時代なんだと思う・・・


sono8
 


sono12
 


sono14
 


sono10
 


sono11
 


sono9

 

sono18
 


sono17


結果は、平成17年最高の「農林水産大臣賞受賞」後で聞いたのですが「推薦人なしで受賞したお店は始めてだとか・・・?」

※自分の炊飯が本当に消費者の方達に「美味しいと思っていただけるのか?それを立証する為に全く違う場所で、米屋と切り離しておむすび店「結庵」を開店したり。

※産地の生産者の方達と、美味しいご飯をお届けする為の土作りから、栽培、収穫、乾燥、保管等のトータルに品質向上をする為取り組みをしたり・・・
何故か生産者の間では、あいつは土を食い、稲の葉や茎を噛んで品質が解るらしいという噂になってしまった・・・?

米屋が生産者グループの勉強会に講師で呼んで頂けるというのも、昔の自分なら考えられない事。でも最初は生産者の方達に教わりながらスタートした事ですから少しでも恩返し・・・

※米質・炊飯や食べ方のライフスタイルを考えての精米品質の向上の様々な取り組み・・・
こんなに精米に拘っています・・・というのは好きではない!

料理人が俺は腕が良い・・・と自慢しているのと同じだから
お米のプロなら、家庭精米やコイン精米より数段上の精米を出来なきゃ生き残れない。タダ、精米でご飯の味が変わる事を知っている消費者は少ない・・・

※多くの炊飯テストや炊飯釜のテストなど・・・
多くの講習や産地等で出逢った、お米の様々な分野で第一線で活躍されている方達等にもお付合い頂ける事でどんどんお米の世界が広がって来ました。

様々な炊飯器が毎年販売される事で、炊飯器を変えたら不味くなった・・・という人も多く「これは困った事です」
モット、炊飯の事を伝えられるプロが増えないとマズイ・・・


お米やご飯に関わる事は、体が許す限り関わらせて頂いている内に、TVや雑誌等のマスコミ媒体にも年間15~25程度取上げていただいておりますが、なかなかキチンと「農業やお米・ご飯のことが伝わらない!」モットシッカリ、お米の文化や食・炊飯・農業の現状をキチンと伝えたいのですが・・・

「もう一箸食べてもらえるお米をお届けする」綺麗ごとではなく、其れによって専業農家が経済的にも成り立ち、若手が増える農業、美味しく安心して食べて頂ける事で各家庭が満足して納得頂けるお米をお届けし販売量が増えることで、モット多くのがんばる農家さんかのお米を契約出来るように努力して行きたいと思っています。


・殆んどのお米に関する資格を取得していますが、資格が大切なのではなく、その後どれだけ勉強・努力しているか!だと思います。今、頑張っている米屋は、みんなそれぞれの個性を生かして居ます。インターネットでこんな事を書き込むのはおかしいですが、是非頑張っている米屋に足を運んで対話をしてみて下さい。

 

 sono15