冷蔵保存のポイント
保温は美味しくない、でも冷凍も美味しくない!冷蔵が一番、なるべく美味しいままのご飯で保存することがポイント。
ご飯は炊き立てが一番、炊きたてのご飯を軽く握って塩だけで食べる。なんともご飯のあつあつ感、そして甘みが塩で引き立ち何とも美味なものです。 米質や炊飯水によっても違いますが、ジャーの保温温度は72度~74度「雑菌の繁殖を抑える温度です。」で保温すると2~4時間程度で老化が早まり、5時間で「糊化度が7%低下」します。つまりご飯につやが無くなり硬くなたり、パサついたりつぶれてきたりします。
保温のポイント・・・ジャーのお手入れも大切なのですが、美味しい水を使い充分に吸水させたお米を炊いた方が、ジャーでの劣化スピードは遅くなります。 そして大切なのが、炊き上がりの後の飯切りです。余計な水分を飛ばし一粒づつに空気を当てることで、ベチャつかずご飯同士の重みでご飯がつぶれるのが遅くなります。 |
なるべく炊きたてに近いご飯の美味しいうちにラップに包んでしまいましょう。魚でいえば活〆状態です。水分を逃がさない熱いうちに平たく1人前に小分けしたご飯をラップして、冷凍し食べる直前に電子レンジでチンした方が美味しく召し上がれます。
レンジupでは700・800Wで2分程度が目安ですがラップが膨らんで冷めると真空となってご飯を潰してしまうので加熱後は直ぐに茶碗へ移しましょう。裏技「安い厚めラップはぴったりとしない為、膨らみ防止になります。ただ冷凍では水分が逃げる為不向きです。
又、ぴったりしたラップの場合膨らみ破裂を防ぐ為に楊子で小さな穴を3~4開けるのもOK
茶碗に入れて加熱する場合は、お茶碗が熱くなる事と厚みがある為時間がかかります。
押し込まず、サックリと入れて少し水をふった方が蒸し上がりが良くなります。
ポイント
水分を逃がさない為に、熱いままラップに包む。ご飯をつぶさないようにふんわりと広げる。レンジで短時間に均等に熱が入るようお茶わん1杯分を薄く【厚さ2~3センチ】均等に広げて包む。
金属のバットなどに置き冷蔵庫に入れると早く冷めます。温かいうちは重ねると冷めるのも遅くなりご飯もつぶれます。完全に冷えたら多少重ねても大丈夫です。冷蔵庫がいっぱいで不安な時は粗熱を取ってから入れて下さい。冷めたご飯はレジスタントスターチ「難消化でんぷん」と云って、体の中で繊維質と同じ働きをしてくれます。
【細菌テスト】賞味期限テストの結果・・・エンボスグローブ(食品用の薄いポリ手袋)をして、炊き立てご飯をラップして冷蔵庫保管した状態では。一般細菌、大腸菌、ブドウ球菌共に2週間問題なく、20日でやや増えてくる結果となりました。但し、一般家庭の冷蔵庫は開閉で温度が上がると下がるのに業務用冷蔵庫等より時間がかかる為、1週間程度の目安で食べきって下さい。 |
小結びにして水分のある具材を合わせ冷蔵、少しレンジupしてテフロン・フライパンで焼きおにぎりにしても美味しいですよ・・・