お箸の国の物語

ふなくぼ商店

計量と水加減

お米の計量と水加減

毎日のことだからめんどくさいなんて言わずに!ちっと読んでね・・

同じ袋のお米なのに、炊き上がりが違うって経験ありますよね・・・

 

1.米1合と言えば、1合カップに「すりきり」が原則です。

ちなみに、1升(計量カップ1合カップは180cc)は10合です。それじゃあ・・・1合は何グラムなの?

一見同じように見えるお米ですが粒の大小・お米の形や割れたお米など品種・栽培法・精米方などにより同じ1合でも、粒数も重さも異なります。 現在では1合約150gとする形が基準です。又、無洗米や玄米・胚芽米も水加減は異なります。

 

2.そうすると不思議なのが、炊飯器。何を基準に水加減の線が引かれているのでしょう・・不思議?

各メーカー・機種により水加減の線は異なります。基本的線は1~2種のお米でテスト計測しているので炊飯線はあくまで目安に!お米や季節によって、水加減も違うのだから少なくても1回目はキチンと重さで計量して、水も㏄カップで計り、それからお釜の線を目安にしましょう・・(米質等による水加減は、販売店に聞くのが一番です)

 

3.どうして、毎回炊き上がりが違っちゃうのかしら・・・

料理店などでは、何時も同じ炊き上がりにする為に、重さで150gに210㏄の水と言うようにして頂いています。
  • まずは、計量 バイザー「米びつ計量器」誤差が大きく計量カップで量った場合も容器をトントンとするのと軽くスクウだけでは当然量も違います。すり切りで量るのが原則です。
  • 水加減、釜の線を見る目の高さにより、表面張力によって線の上と下で5合釜でも100ccは誤差が出てしまいます。
  • そして、ザルあげ水きり。さっとザルに上げただけと、ザルを斜め5分放置したものでは大きく水切れが変わりますそれは、表面張力でお米とお米の間に水が溜まっている為です。又、ザル上げして放置するとお米が乾いてひび割れしますので水を切ったら直ぐに釜で給水させるか、ザル上げは5分程度で充分です。それら、幾つかの条件が重なった時に炊きぶれが起こります。

炊飯器具・好みにより異なりますが基本的水加減

新米時 米1合150g:水180~200㏄・米1合150g:水200~220㏄


 

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